人の第一印象は3秒で決まると言われていて、これは仕事や学校など、場所を問わず共通することです。特に男性にとって、女性からの第一印象は良いものでありたいですよね。
今回は美肌を手に入れ、第一印象抜群のイケてるメンズへと大変身する為に、毛穴ケアを中心とした肌ケア対策についてご紹介します。毛穴の原因であるスキンケアについても詳しく解説していきますよ!
■目次 |
メンズの毛穴が目立つ主な原因
毛穴の奥にある皮脂は、毛穴から排出されて皮脂膜をつくり、肌から蒸散する水分の量をコントロールしながら肌の潤いを守っています。しかしその皮脂が肌の乾燥・水分不足に陥ることによって過剰分泌され、毛穴がどんどん押し広げられ目立ってしまう原因になるのです。
毛穴が目立つもう一つの理由は、食生活の乱れが挙げられます。主にジャンクフードや脂っこい食べ物、糖分の過剰摂取でも皮脂は分泌され過ぎてしまいます。お酒やタバコ、睡眠不足などの生活習慣に関わる事も原因のうちの一つです。
男性は女性よりも皮脂の分泌量が多く、皮脂の量は女性の2倍とも言われています。そのため男性は毛穴が詰まりやすく、角栓も出来やすいのです。ここからは毛穴の原因を細かく解説し、いち早くケアをしてキレイな肌にしていきましょう。
黒ずみ毛穴の原因
黒ずみ毛穴とは、ポツポツした点のような黒くて目立つ毛穴の事です。皮脂が過剰に分泌されると毛穴からスムーズに皮脂が排出されず、毛穴に詰まってしまい黒ずみ毛穴の原因となります。
他にも運動後や汗をかいた後、ベタつきがある時などスキンケアをしないまま放置しておくと黒ずみ毛穴になります。日焼け止めを付けたり、汗をかいたらタオルで擦らずに優しく押さえて拭き取るなど、こまめなケアが必要になります。
開き毛穴の原因
開き毛穴は主に肌の潤い不足が原因とされています。乾燥していると肌の状態が悪化し、それに伴い皮脂が分泌される事により毛穴が開いてしまいます。常に肌の潤いを保つ為に保湿を心がける事が何よりも大切です。
食生活やホルモンバランスの乱れによって開き毛穴は出てくるので、生活習慣の見直しも考えてみてください。
角栓の原因
皮脂が詰まって出来たものを角栓と思いがちですが、実は肌の角質が毛穴のフタをして出来たものを角栓といいます。肌が乾燥するとターンオーバーが速くなり過ぎて、角質が毛穴に詰まりやすくなってしまうのです。
ポイントメイクや日焼け止めを落とさないまま寝てしまったり、逆に洗顔のしすぎや洗い過ぎは原因の一つになります。スキンケアを徹底しながら保湿は欠かさず行いましょう。
毛穴を放っておくと、キレイな肌に戻らない可能性もあります。皮脂やメイク、汚れを落とさずにそのままにしておくと、酸化して黒くなり黒ずみ毛穴になります。また悪化していくとどんどん角栓が大きくなり、毛穴が開いてしまう開き毛穴の状態になります。開いたままの毛穴にはまた皮脂や汚れが溜まる為、更に毛穴の状態が悪化します。肌のターンオーバーを期待して放置したままでは元には戻らないので、しっかり毛穴をキレイな状態にまで戻す必要があります。放っておくのではなく改善する事を心がけましょう。
メンズ必見!洗顔とクレンジングをマスターしよう!
何より大切なのは洗顔
毛穴ケアやスキンケアにとって大切な事は、汚れを落とす作業を怠らない事です。ただ汚れを落とすだけでは正しいスキンケアとは言いません。ここからは洗顔をする上でのポイントをお伝えします。
洗顔料の選び方
汚れを落とす事を目的とする洗顔は、洗浄力が強いと必要な水分や油分も落としてしまう可能性があります。乾燥の原因にならないように水分や油分を保護してくれる優しい洗浄力の洗顔料を選びましょう。
特に肌と同じ弱酸性の洗顔料がおすすめです。アルコールやパラベン、人工着色料のような添加物が含まれていないものが良いでしょう。
洗浄力が弱いものが確実に肌に合うとは限りません。少しの刺激や保湿成分によっては肌が荒れてしまう場合があります。その際は迷わず別の洗顔料に変える、もしくは病院で診て貰うなどしましょう。
正しい洗顔の方法
男性はメイクをしない事が多く、毎日の洗顔は面倒だと諦めてしまいがちです。しかし誤ったスキンケアのやり方は今後肌に大きなダメージを与えます。正しい洗顔の方法をマスターして今日からすぐにでも始めてみましょう。
①しっかりと泡立てる
固形やクリームの洗顔の場合、手でサッと伸ばしてから使っていませんか?すぐ顔につけるのではなく、しっかりと泡立てる事が大切です。特に男性の場合泡立てるのが面倒という方が多いので、洗顔用の泡立てネットを使いましょう。メイクや日焼け止めを付けていないときは、人差し指の爪程度の洗顔料だけでも泡立てネットですぐに泡立ちます。
②優しく泡で押す
いい泡を作ったとしても、擦ったり激しく動かしたりはお肌によくありません。ふかふかの泡を優しく肌に当てて手のひらで軽く押すイメージで洗顔してみて下さい。泡立てた洗顔料はきめ細かい為、肌に付着した汚れを擦らず落とす事が出来ます。
③細かい所は指の腹を使おう
目や鼻、口周りは洗顔でよく見逃してしまうポイントです。凹凸が多い場所なので、指の腹で優しく押すイメージで泡をつけましょう。この際決して爪を立てたり、擦ったりはしないように心がけましょう。
④すすぐのはぬるま湯で!
熱いお湯で顔を洗うのは危険です。必要な皮脂を洗い流してしまい、肌のトラブルの原因をつくってしまいます。36〜38度前後のぬるま湯で顔をすすぎましょう。その際もゴシゴシ手で洗うのではなく優しくお湯をかけるイメージで洗顔料を流して下さい。特におでこや鼻、首周りは洗い残しやすいので入念に優しくすすぎましょう。
メイクをした日はクレンジングも忘れずに!
普段は洗顔だけで問題ありませんが、メイクをした場合はクレンジングも忘れずに行いましょう。先ほど述べたとおり、メイクの汚れは放置していると黒ずみ毛穴の原因となってしまうからです。
今回はクレンジングの種類とその特徴を紹介していきます。
オイルタイプ
・しっとりとしていて濡れた手でもOK
・頑固な汚れも落とせる
・肌への刺激は強い
リキッドタイプ
・さっぱりとしていて濡れた手でもOK
・オイルフリーで軽い洗い上がり
・肌への負担が大きい
ジェルタイプ
・軽やかで濡れた手でもOK
・洗浄力は優しい
・馴染むまで時間がかかる
バームタイプ
・かなりしっとりとしている
・洗浄力が強い
・落とすのに時間がかかる
クリームタイプ
・しっとりとしていて保湿効果がある
・洗浄力は弱い
・馴染みやすく落としやすい
ミルクタイプ
・軽くて保湿効果がある
・洗浄力は弱い
・肌への負担が少ない
クレンジングといっても種類は多種多様。適当に選ぶのではなく、「お風呂場で濡れた手でも使いたい」「できるだけ肌に負担はかけたくない…」など、自分の希望にあったクレンジングを使用しましょう。
正しいスキンケア方法を解説&毛穴ケアにおすすめアイテムも紹介!
正しい化粧水の付け方
普段、化粧水の付け方なんて意識していないという男性はかなり多いと思います。ですが付け方を間違えると毛穴の原因にもなるので気をつけましょう。とりあえず付ければいいという訳ではなく、しっかりとした正しい化粧水の付け方についてご紹介します。
①数回に分けて肌に付ける
最初は全体に馴染ませるように軽く化粧水を付けましょう。この際、一度に沢山付ければ毛穴ケアが出来そうなイメージがあります。ですがそれは大きな間違いです。化粧水は顔のパーツに合わせてこまめに数回に分けて使うのがベストです。付ける際もゴシゴシ擦るのではなく優しく手で覆うように付けていきましょう。
②中心から外側へ
手のひら全体を使って中心から外側に擦らずに優しく押すイメージで化粧水を付けましょう。肌の内部にしっかりと浸透させたい為、ゆっくり時間をかけて手のひらで押して下さい。
③凹凸には指の腹で押す
洗顔同様、凹凸のある目や鼻、口周りは指の腹で優しく押すイメージで化粧水を付けましょう。特に中心部分は化粧水の付け忘れが多いので気をつけて下さい。鼻周りは乾燥によって毛穴が目立ちやすいので、凹凸も指の腹を意識して付けていきましょう。
【毛穴タイプ別】オススメの化粧水
毛穴のタイプによって大きく選ぶものが変わる化粧水。間違った化粧水を選ぶと効果があまり期待出来ません。自身の毛穴のタイプに合った化粧水を成分表と照らし合わせながら選んでいきましょう。
黒ずみ毛穴
主にビタミンC誘導体が含まれている化粧水が最適です。美白や保湿、収れん効果のあるものが黒ずみ毛穴に最適です。
詰まり毛穴
皮脂の分泌を抑え、毛穴の引き締めが期待できる化粧水が最適です。
お肌にハリと弾力を与えながら、潤いをもたらす効果がある「ビタミンC誘導体」などが特にオススメです。
乾燥開き毛穴
主に収れん効果のある化粧水が最適です。もちろん黒ずみ毛穴や詰まり毛穴同様、ビタミンC誘導体などをはじめとする整肌成分を取り入れるものオススメです。
正しい美容液の付け方
美容液は保湿や美白成分などの美容成分が配合されているものです。最近ではメンズ用美容液も多数あるので自身が今必要としている効果に合わせて美容液を選ぶ事をオススメします。ここからは正しい美容液の付け方をご紹介致します。
①美容液を付けるのは化粧水の後が基本!
基本的に美容液は洗顔をして化粧水を付けた後、浸透して完全に乾ききる前に行うものです。化粧水が浸透して乾き出してからだと肌から水分が気発し、化粧水の効果どころか美容液の効果も損なってしまいます。化粧水浸透後はあまり時間を置かずに美容液を付けていきましょう。商品によっては化粧水前や乳液後、最後に付ける美容液などもあります。その場合は商品の手順に従って付けましょう。
②美容液はポイントで付ける
美容液は気になる部分にポイントで付けてあげるのが良いです。美容液は最初に手のひらではなく指先から指の第二関節あたりに塗り広げておきます。その後、気になる部分に塗るのではなく、置くイメージで優しく付けます。擦ったり広げて伸ばすなどはしないように心がけましょう。
もちろんポイントで付ける美容液だけでなく全体に馴染ませて付ける美容液もあります。使う美容液によって使用方法や効果が異なるので間違わないように注意しましょう。
③美容液は1つだけ使う
美容液の効果は、保湿や美白以外にもシミやシワ、そばかすを防ぐようなものが沢山あります。一度に何種類もの美容液を付けると肌荒れの原因になってしまうので、複数の美容液をは使わず1つだけ使用するようにしましょう。
【毛穴タイプ別】オススメの美容液
毛穴のタイプによって使う美容液もさまざまです。間違った美容液を使うと大きな効果が期待出来ません。自身の毛穴のタイプから良い美容液を見つけ、成分表を見ながら選んでいきましょう。
黒ずみ毛穴
黒ずみの毛穴は主に角栓の酸化が原因となります。オススメの美容液成分はビタミンC誘導体やセラミドが配合されているものを選んでみて下さい。またトラネキサム酸やプラセンタエキスも乾燥によるダメージを予防する効果が期待出来るので良いでしょう。
詰まり毛穴
主に詰まり毛穴は主に肌のターンオーバーの乱れが原因となります。オススメの美容液成分はグリコール酸やサリチル酸など配合されているものを選んでみて下さい。
開き毛穴
主に開き毛穴は乾燥や皮脂の過剰分泌が原因となります。オススメの美容液成分はビタミンC誘導体やヒアルロン酸など配信されているものを選んでみて下さい。またプラセンタエキスやスクワランも乾燥から保護してくれる役割があるので試してみて下さい。
乳液の正しい付け方
化粧水と美容液で保湿と栄養を肌に与え、その後乳液を付ける事で肌から蒸発しないようにカバーをしています。ここからは乳液の正しい付け方についてご紹介致します。
①コツは手で浸透させる
化粧水などはコットンを使う場合も良くあるのですが、乳液は手で付けていきましょう。付ける際は手の温度で乳液を温めていきます。乳液が肌の温度に近いと浸透しやすくなるからです。
②中心から外側に伸ばす
手のひらを使って乳液を優しく顔の中心から円を描くように伸ばしていきましょう。顔の中心(Tゾーン)は乳液が溜まりやすいので、外側に持っていく意識で馴染ませるとムラなく塗ることが出来ます。この際、ゴシゴシと擦ったりしないように注意しましょう。
③乳液は付けすぎ厳禁
乳液は肌から化粧水や美容液が蒸発しないようにカバーすると先程お伝えしました。これを聞くと沢山付ければ長持ちすると考えてしまう場合があります。ですが乳液を沢山付けてしまうと毛穴の詰まりやニキビの原因になります。
反対に乳液が足りないと、肌の乾燥の原因や潤い不足で過剰に皮脂を分泌させ、テカリ原因になります。乳液の付け方によってはこれまでの正しいスキンケアを台無しにしてしまい、肌のトラブルが起こってしまうかも。適量を心がけて最後の乳液を付けていきましょう。
【毛穴タイプ別】オススメの乳液
最後の乳液は保護さえ出来ればいいという考えでは毛穴は改善されません。最後の保護の役割までしっかりと毛穴のタイプによって選んでいきましょう。乳液の成分表を見ながら照らし合わせてみて下さい。
黒ずみケア
黒ずみ毛穴は角栓の酸化や皮脂の過剰分泌が原因なので、油分と水分のバランスが良いエマルジョンタイプがオススメです。ビタミンC誘導体やアミノ酸、セラミドなど配合したものを選びましょう。
詰まり毛穴
詰まり毛穴は肌のターンオーバーの乱れが原因なので、サッパリとしたジェルタイプがオススメです。アラトインやサリチル酸など配合したものを選びましょう。
開き毛穴
開き毛穴はうるおい不足が原因なので、乾燥を防ぐしっとりとしたクリームタイプがオススメです。コラーゲンやヒアルロン酸など配合したものを選びましょう。
正しい毛穴ケアで黒ずみ知らずの美肌メンズになろう!
いかがだったでしょうか?ケアの仕方や知識を学ぶだけで今日からすぐにでも取り組めるものばかりです。毛穴が気になるがどうしていいか分からない、放っておけば治る、と勘違いだけはしないように意識していきましょう。ほんの少し生活やスキンケアを変えるだけであの頃の毛穴のないツヤツヤの肌に戻る事が出来ます。ぜひご自宅で試してみて下さい。