【完全ガイド】化粧水

 

■目次

・スキンケアでの化粧水の順番

・化粧水の役割と効果

・化粧水と水って何が違うの?

・化粧水の選び方

・化粧水の塗り方

・実は間違っていること

 

 

スキンケアでの化粧水の順番

朝のスキンケア

1.洗 顔        -洗う

2.化粧水     -潤いを与える

3.美容液     -栄養を与える

4.乳 液        -潤いを閉じこめる

夜のスキンケア

1.クレンジング

2.洗顔  

3.化粧水

4.美容液

5.乳液

 

化粧水の役割と効果

①保湿

 

化粧水の役割は、肌に水分を与えるということです。

洗顔をした後何もしないままだと、保湿成分を含むフレッシュな角質を洗い落としすぎた状態であるため、肌が乾燥して干からびた状態になってしまっています。

そこで、化粧水によって肌に水分やうるおいを与えることで、乾燥をはじめとする肌トラブルを防ぐことにつながります。



②美容液やクリームの浸透を助ける

 

洗顔後の肌はphのバランスが弱アルカリ性に傾いています。理想的なphバランスである弱酸性に整えていくのも化粧水の役割のひとつです。理想的な肌に近づけるということは、スキンケア効果を高める効果も期待できます。また、肌が乾燥していると角質が硬くなってしまい、美容液やクリームの浸透を妨げてしまいます。どんなに美容液やクリームを塗っても肌の内側に入らないと、元々の肌質を改善することにはつながりません。

しかし、まず化粧水で角質層を潤わせることで、肌を柔らかくさせる。それから乳液、美容液、クリームを塗ることでより一層、肌になじみやすくなります。

 

化粧水と水って何が違うの?

「肌に水分を与えるってことは、水をつければいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、化粧水には水はもちろんですが、さまざまな保湿成分が、化粧水の機能や安定性を維持するために10〜15%含まれています。そのことで水分と同時に美肌効果のある成分を肌角質に効果的に浸透させることができるため、水だけを肌に与えるよりも、美容効果がグッと上がります。

 

化粧水の選び方

化粧水にはさまざまな種類があります。人それぞれ自分の肌に合う化粧水を選ぶことが大切です。そのためには選び方のポイントを知っておきましょう!

 

乾燥肌: 乾燥肌はバリア機能がダメージを受けています。そのため、美容成分や添加物が多く含まれる化粧水は乾燥肌の人にとって、刺激が強く肌トラブルの原因となります。そのため、シンプルでなるべく肌を刺激しないケアをすることが必要です。必要な成分としては、セラミドやアミノ酸といった肌の潤いに欠かせないもので、それらが入っている化粧水を選ぶことがBESTです。

 

敏感肌:敏感肌の人は肌の刺激になるものが入っていないものを選びましょう。特に避けるべきものは、アルコール系、美白成分(ビタミンC誘導体)、香料です。

さまざまな効果を発揮するような基礎化粧品が増えてきていますが、敏感肌の人たちは、できる限り、刺激の少ないシンプルな保湿ケアをすることがよいでしょう。

 

混合肌:混合肌の方は、脂っぽくなることを防ぐために、保湿効果の高い化粧水を避け、サッパリ系の化粧水を選んでしまいがちです。しかし、水分不足が原因で皮脂の過剰分泌になっていることがほとんどであるため、混合肌の人ほど、適度な保湿が必要です。また、混合肌の人は身体のホルモンバランスが肌に影響しやすいので、自然由来の基礎化粧品を使うことがおすすめです。

 

脂性肌:自分の肌がテカテカしてしまっていると感じ、さっぱり仕上げたがちですが、実際は肌が乾燥している(インナードライ)の人が多いです。拭き取り化粧水や皮脂を抑えるものよりも、皮脂を奪いすぎずに、保湿のできるものを選ぶことが、肌質の改善にも繋がります。

 

化粧水の塗り方

 

①手

(1)両手に出す

摩擦を起こさないくらいの化粧水の量を手のひらにとり、顔の3点(両頬、額)置きをしてから、両手のひらでのばしましょう。そのとき、顔の内側から外側へ向かってのばすのがコツです。

(2)次は顔の窪みやあごにもたっぷり塗ります。

(3)最後に顔全体を包み込むようにして手のひらで優しく押さえ込んでいきましょう。

このとき、途中で手が乾燥しているようだったら化粧水は付け足すことをおすすめします。手を使っているからこそ、より一層摩擦を起こさないことに気をつけましょう。

②コットン

(1)コットン全体にひたひたにしましょう

※少量だと摩擦を引き起こしてしまうので、ついケチってしまう人はコットンはNGです。

(2)優しく滑らせるように顔全体に塗ります

(3)軽くタップして押し込みましょう 

実は間違っていること

◯一度にたっぷりの化粧水を使う

 

一度にたっぷり塗っても全ての化粧水を肌に馴染ませることは難しいです。

そのため、乾いた肌ほど水を弾いてしまうため、少量ずつ何度かに分けて塗るほうが効果的です。

 

◯コットンや手で勢いよく肌を叩く

 

炎症している肌に対して、パンパン叩くとより一層肌を刺激してしまうことにつながってしまうので、肌トラブルを防ぐためにも強くパンパンすることはやめましょう。



公開日

2021/09/30