■目次 ・メンズがハイライトを使う際のポイントと注意点・まとめ |
ハイライトの役割とは
ハイライトはベースメイクアイテムの一つで、肌にメリハリを出すために誕生した化粧品です。顔の一部に光が反射すると立体感がでるのと同じで、部分的な明るさを人工的に強調して凹凸をつくります。
さらにハイライトは光の拡散力によってシミやそばかすはもちろん、目の下のくま対策にも良い変化をもたらす役割があります。立体感とツヤによって元気な肌状態を演出することが可能です。
ハイライトの種類
ハイライトには、大きく分けて3つの種類が存在します。
- パウダータイプ
- クリーム・リキッドタイプ
- 固形(スティック)タイプ
では、それぞれの種類の特徴について以下で詳しくみていきましょう。
パウダータイプ
パウダータイプのハイライトは、粉状になっているためブラシを活用するのが一般的です。使い方も簡単なので、初めてハイライトを試す場合に有効でしょう。
ただし、メリットだけではなくデメリットも存在します。
【メリット】
- メイク初心者でも使いやすい
- キラキラとしたラメを強調できる
- メイク直しに有効
【デメリット】
- 粉がシワに入りやすい
- 肌が乾燥しやすい
- キラキラ感が不自然にみえることがある
使いやすさにおいてはメリットの大きいパウダータイプですが、肌質によってカサついた印象にみられることも。粉っぽさが強調されてしまうと、さりげなくメイクをしたい男性にとってはデメリットが大きくなるかもしれません。
クリーム・リキッドタイプ
クリーム・リキッドタイプのハイライトは、前述したパウダータイプよりもしっとりとしています。よりナチュラルな艶感を演出できますが、こちらに関しても以下のメリットとデメリットに目を通しておきましょう。
【メリット】
- 肌への密着感に優れている
- 自然なツヤを出しやすい
- 保湿力が高い
【デメリット】
- パウダータイプよりも扱いが難しい
- カラー選びを間違えると白浮きする
肌にぴったりと密着するクリーム・リキッドタイプは、保湿力があります。自然なツヤによって程よい立体感が出せるでしょう。ただし、上手に使いこなすためにはコツが必要です。誤ったカラーを選んでしまうと、不自然な白さがでることも。使い方とカラー選びが重要ですね。
固形(スティック)タイプ
固形(スティック)タイプのハイライトは、まるで繰り出し式の「スティックのり」みたいな形状です。直塗りも可能なので、クリーム・リキッドタイプよりも簡単に使えます。気になるメリットとデメリットは、以下のとおりです。
【メリット】
- パウダーよりもしっとりとしていて、クリームよりもテクスチャーが軽い
- 肌に直接塗ることが可能
- 比較的、簡単に使える
【デメリット】
- 使う量を間違えるとヨレやすい
- 不自然な艶が出る場合もある
固形(スティック)タイプの良いところは、テクスチャーがパウダーとクリームの中間で使いやすい点ですね。
カサカサすることもベタベタすることも、あまりないでしょう。使う量によってはヨレたり崩れたりする心配があるので、正しい使い方を把握する必要があります。
ハイライトをメンズが使うメリット
ハイライトは、女性をターゲットにしている商品もありますが、男性が使っても問題ありません。むしろ男性が活用することで、以下のメリットが得られます。
鼻筋を強調することで高くみえる
ハイライトは、顔の凹凸の中で出っ張っている部分に使います。そうすることでより凹凸が強調され、立体感を演出できるからです。
特に鼻筋にハイライトを活用すると、鼻が高くみえます。同時に影を演出するシェーディングと併用して使えば、たとえ平坦な顔立ちであっても立体的にみえる可能性が高まります。
「鼻が低い」「顔全体の印象がのっぺりとしている」このようなコンプレックスを抱いている方にこそ、ハイライトは最適です。
顔全体が明るい印象になる
ハイライトは、顔を立体的にみせるだけではなく、光を拡散させることで明るい印象が作れます。疲れた顔にみられる原因の代表「くま」や「くすみ」に対しても良い変化をもたらすでしょう。
顔全体が明るい印象になれば、職場で親しみやすくなったり女性から好かれたりすることも。さらに、明るい顔が若々しくみえて見た目年齢が若返る可能性も出てきます。
立体感が出て男らしくみえる
一般的に、男らしい顔立ちの特徴として以下の3つが挙げられます。
- 眉骨が高い
- 鼻筋が通っている
- 唇が薄い
眉骨が高く鼻筋が通っている男性とは、わかりやすい例を挙げるなら外国人のような濃い顔立ちですね。
ハイライトは、上記3つの特徴のうち2つを演出できるメイクアイテムになるため、人工的に立体感を出すことで男らしくみえるでしょう。
メンズに最適なハイライトの選び方
ハイライトは、肌にツヤを出したり顔全体の立体感を演出したりするのに便利なアイテム。しかしながら、誤った選び方をしてしまうと不自然にみえるケースもあるでしょう。
そこで注目したいのが、メンズに最適なハイライトの選び方のコツです。
ラメが大量に含まれていないタイプを選ぶ
ハイライトは、各メーカーが販売している商品によって形状はもちろん、配合されている成分が異なります。
男性がハイライトを選ぶ際には、キラキラと光るラメが大量に含まれていないタイプを選ぶようにしましょう。理由としては、ラメが毛穴に入り込んで汚くみえたり不自然なキラキラ感が出たりするからです。
濡れたような上質な艶感が出るパール配合のハイライトが良いでしょう。
肌が明るくなりすぎないカラーを選ぶ
ハイライトには、さまざまなカラーバリエーションがあります。真っ白いタイプのものもあれば、淡いクリーム色タイプや、肌になじみの良いピンクベージュタイプも少なくありません。
男性は、女性よりも平均的に肌の色が濃いため、真っ白いタイプを選んでしまうと肌色になじまず浮いてしまう可能性があります。このような事態を回避するためにも、イエローがかったクリーム色や肌を自然に明るくみせるピンクベージュを選びましょう。
パウダーよりもクリーム・固形タイプを選ぶ
ハイライトにはいくつかの種類がありますが、男性が使用する場合はパウダーよりもクリームもしくは固形(スティック)タイプが良いですね。
男性は女性よりも皮脂分泌が活発なため、肌が乾燥しやすくなっています。乾燥が目立つパウダータイプを活用するよりは、テクスチャーが柔らかめのクリームや固形(スティック)タイプがおすすめです。
メンズに最適なハイライトの使い方
ここからは、メンズに最適なハイライトの使い方についてご紹介します。コツさえつかめば誰でも簡単に立体的な印象を演出できるため、ぜひ以下の内容を役立ててみてください。
ステップ① 肌に付着している皮脂や汗を取り除く
ハイライトは余分な皮脂や汗が付着していると、肌とのなじみが悪かったり崩れやすくなったりします。そのため、ハイライトを使用する前には必ず洗顔をしてください。
なお、洗顔の基本はこすらないことです。泡立てネットなどを活用し、十分に泡立ててから泡のクッションで洗いましょう。素肌を健やかに保てれば、メイクのりも良くなります。
ステップ② ベースメイクをする
洗顔によって余分な皮脂や汗を取り除いたら、化粧水や乳液で肌を整えてからベースメイクします。「日焼け止め」「化粧下地」「ファンデーション」すべてが一体化された、メンズ用のBBクリーム等があれば便利ですね。
すべての工程が完了したら、肌のベタつきを抑えるためにも軽くティッシュオフしてください。ティッシュを広げた状態で肌に当てて、余分な油分を取り除けば完成です。
ステップ③ ハイライトを手の甲に出してから部分的におく
ハイライトは、たとえ顔に直塗りできる固形(スティック)タイプであっても、一度手の甲に出してから使用するのがおすすめです。適量を手の甲にのせたら、以下の順番で部分的にハイライトを塗っていきます。
- Tゾーン(額と鼻筋)
- Cゾーン(頬骨の上〜こめかみ)
- あご
- 眉頭の上
- 口角
Tゾーンは、他の部位よりも面積が広いため、少し多めに塗ります。指でトントンなじませてから、塗った箇所と塗っていない箇所の境界線をぼかしましょう。この際にメイク用スポンジがあると便利です。
Cゾーン・あご・眉頭の上・口角も同様にハイライトを塗りますが、使う量を少しずつ減らしていきましょう。特に口角は、塗っているのがわからない程度でも問題ありません。
上記5つの部位すべてに塗った後は、お好みでフェイスパウダーを使ってください。肌の乾燥が気になる人は、大きめのブラシを使って軽くパウダーをのせると、より自然な感じに仕上がります。
メンズがハイライトを使う際のポイントと注意点
メンズがハイライトを使う際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 肌馴染みの良いカラーをチョイスする
- ハイライトを使う前に下地を塗る
- テカリと間違えられる箇所には使わない
この中でも特に気をつけたいのが「テカリと間違えられる箇所には使わない」です。
男性の肌は皮脂が多いため、ハイライトがなくても油分で光っている場合があります。ハイライトとテカリを間違われないためにも、鼻の下や毛穴の開きが目立つ頬の中心は避けて塗りましょう。
ハイライトによって光が強く出てしまった場合は、ティッシュオフや仕上げ用のフェイスパウダーで艶感を調整してみてくださいね。
まとめ
ハイライトは光の拡散で立体感をつくり、なおかつ若々しい明るい肌に魅せるメイクアイテムです。
男性が使用することで鼻を高くみせたり、男らしさを強調したりできるでしょう。正しい使い方とカラーチョイスで、より素敵な自分を演出してみてください。