■目次 ・乳液と化粧水の違い・なぜ化粧水だけじゃダメなのか |
スキンケアでの乳液の順番
朝のスキンケア
1 洗顔 - 洗う
2 化粧水 - 潤いを与える
3 美容液 - 栄養を与える
4 乳液 - 潤いを閉じこめる
夜のスキンケア
1 クレンジング
2 洗顔
3 化粧水
5 乳液
乳液と化粧水の違い
化粧水・・・肌に水分を与えるもの
なぜ化粧水だけじゃダメなのか
男性の肌は女性の肌に比べ、1.25倍皮膚に厚みがある為、皮脂の分泌量は多いです。その為毛穴が開きやすく、乾燥に気づきにくい特徴があります。
加えて、剃毛をしたり、ゴシゴシと洗顔したりする為、乾燥しやすく、肌トラブルを起こしやすい肌質です。よって、乾燥を自覚していなくても、化粧水、乳液のセットでケアすることがとても重要です。
乳液の役割と効果
①保湿
乳液の1番の役割はやっぱり保湿です。化粧水のみだと、水分が蒸発しやすい状態なので、せっかくお手入れをしていても勿体ないです。
乳液は、“肌の潤いのための「水分」× 水分の蒸発を防ぐ「油分」”
という二つの要素を兼ね備えたアイテムになっています。
そのため、化粧水のあとに使うことで肌に膜をつくり、化粧水によって保湿された水分を逃さず、肌の潤いをキープすることができます。
どんなに保湿力の高い化粧水でも、化粧水のみで終わらせることは、肌の乾燥に繋がってしまうので、きちんと乳液までしてあげましょう。
②肌荒れの予防
乾燥を放っておいてしまうと、肌のバリア機能が低下してしまいそれが肌荒れにつながってしまいます。まず、それを防ぐためには角質層を健やかに保つことが必要です。
そのためにも、うるおい(水分)と皮脂(油分)を整える必要があるので、そのために乳液を使うことはマストになってきます。
肌質別乳液の選び方
- 乾燥肌=高保湿タイプ
- 部分的な乾燥・ベタつきが気になる混合肌=水分と油分のバランスがいいもの(混合肌とは、あごや頬は乾燥しているのに、額や鼻はテカテカしている)
- 顔全体がテカりやすい脂性肌=ベタつきにくいサラッとした使用感のものや、水分が多いジェルのようなもの
保湿したい |
・セラミド・BG・ヒアルロン酸・グリセリン |
美白になりたい |
・アルブチン ・ビタミンC誘導体・ハイドロキノン ・トラネキサム酸 |
髭剃り後に 使いたい |
・グリチルリチン酸2K・グリチルレチン酸ステアリル ・トラネキサム酸 |
乳液の塗り方は?
手でつける場合
手のひらに10円玉硬貨ほどとる。
↓
手のひらで乳液を温める。
↓
顔の中心から外側に伸ばしていくイメージで優しく塗り伸ばしていく。
〈ポイント〉
- 乾燥が目立つところには重ね塗りをしましょう。商品ページに記載がある場合は、それに従って下さい。
- 強く擦らずとも乳液は浸透します。優しく広げましょう。
コットンでつける場合
コットンに10円玉硬貨をのせる。
↓
顔の中心から外側に伸ばしていくイメージで優しく塗り伸ばしていく。
〈ポイント〉
コットン越しだと肌への圧力の感覚が分かりずらいです。コットンで肌を擦ることがないよう、優しい圧で塗り伸ばしましょう。
コットンを使うと、ムラにならずに均一にお肌に乳液を浸透させられます。
実は間違っていること
➀もともとオイリー肌だから男性は保湿が必要ない
多くの男性は「自分は乾燥肌よりはオイリー肌である」と答えます。そしてそれと同時に耳にするのが「だから、保湿する必要はないのではないか」という声です。しかしそれは大きな間違いなので注意してください。
実は自分が思っているよりも
- 顔の部分によって、乾燥している場所とテカテカしている場所がある
- インナードライ(肌内部の乾燥)が起きてしまっている
ということがあります。
そして驚くかもしれませんが、肌がオイリーになってしまっているというのは、肌の水分量が低下して、すなわち乾燥しているからこそ、皮脂が分泌され、オイリー肌を引き起こしているのです。
化粧水と乳液を両方正しく使いこなすことで、過剰な皮脂分泌も防ぐことができます。
②化粧水を塗った後すぐに乳液を付けたほうがいい
化粧水を塗った後に乳液を塗るのはもちろん大切ですが、ここで間違っているのはすぐに乳液をつけるという部分です。化粧水をつけたあとは、肌が水分を吸収している状態です。まだ肌の上に水分がある状態で、油分の役割を果たす乳液を同時に乗せてしまうとどちらも肌になじみにくくなってしまいます。
そのため、化粧水をつけ、肌に化粧水が馴染んだなと思ったら乳液をつけるようにしましょう。すると、化粧水の水分を逃がさない役割をきちんと担ってくれます。
実は、省かれてしまいがちな「乳液」ですが、スキンケアをするうえでとても重要な役割を果たしてくれています。一生懸命他にお手入れした肌でも、乾燥をさせてしまうと、その効果は激減してしまいます。そうならないためにも、みなさんは絶対に、乳液までしてあげることを忘れないようにしましょう。